電子竹林:Blog

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「海燕ホテル・ブルー」

若松孝二監督、船戸与一原作。現金輸送車強奪での7年間の刑期を終えた藤堂幸男(地曵豪)は、かつての仲間の洋次(廣末哲万)を探し、伊豆大島海燕ホテル・ブルーへ出向く。そこで洋次は梨花(片山瞳)と共にバーを経営していた。やがて幸男と同房だった正和(井浦新=ARATA)がやってくるが…。84分の小品で、60~70年代の雰囲気。その時代の若松孝二というよりは、寺山修司的な幻想の世界に近いかも。原作未読だけど、船戸与一っぽくもない。懐かしい雰囲気で個人的には悪くはないと思ったけど、現代受けはしないかも。「11.25 自決の日」とほぼ同じ時期の公開はなんでだろうか?

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