若松孝二監督製作。第二次世界大戦、黒川シゲ子(寺島しのぶ)の夫、久蔵(大西信満)は顔面に火傷を負い、四肢を失った姿で戦地から戻り「生ける軍神」として祀り上げられ。シゲ子は四肢を失っても旺盛な食欲と性欲に戸惑うが…。江戸川乱歩の短編「芋虫」が原案、だけど最終的にクレジットには入っていない。第60回ベルリン国際映画祭で寺島しのぶが最優秀女優賞を取って有名になったが、受賞がなければマイナーな一般公開で終っていた気がする。この題材を映像化したのは評価出来るけど、反戦表現が直接的過ぎる。これなら映画にする必要無いし、演出も上手いとは言えない。なんか全体にピンク映画っぽい映像。寺島しのぶは頑張っているけど、演技としていいのかは疑問だな。
