堀切園健太郎監督、麻生幾原案。東日本大震災後の混乱が続く東北の大学から核関連のデータが盗み出され、朝鮮半島国境では濃縮ウランの取引が行われる。警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎)は、韓国へ逃げていた元日本の原子力技術者・徐(田中泯)を日本に連れ帰る。また住本は、疑惑のある奥田交易の社長夫人・果織(真木よう子)を協力者に仕立てようと接近するが…。NHKのドラマは未見。.「ハゲタカ」(id:zom-1:20090609#p1) と一緒でNHK TVドラマの映画化。しかしNHKも民放と同じような商売していていいのか。住本の冷徹さは上手く出ているものの、外事のディティールの面白さは少ない。クライマックスは単なるアクションものな展開になっていて、外事警察という面白さは出ていない。もっとメンタルな戦いにして欲しいものだ。あと、ラストシーンはなかなか好きなんだけど意味が分からない人が多そう、どーなんだろうか。
