電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「最終目的地」- The City of Your Final Destination -

ジェームズ・アイヴォリー監督、ピーター・キャメロン原作。コロラド大学の教員オマー・ラザキ(オマー・メトワリー)は、著作「ゴンドラ」一冊だけを残し命を絶った作家ユルス・グントの伝記執筆の許可を得るために、恋人を残し、ウルグアイの屋敷を訪ねる。そこには遺族の、ユルスの兄アダム(アンソニー・ホプキンス)、アダムと暮らす男ピート(真田広之)、ユルスの妻キャロライン(ローラ・リニー)、ユルスの愛人アーデン(シャルロット・ゲンズブール)と娘ポーシャが暮らしていたが、キャロラインは伝記には断固反対をしていた…。原作未読。静かで不思議な魅力を持った、いい映画だ。「眺めのいい部屋」、「日の名残り」の様なキレはないかもしれないが、80歳を越えた境地が持つ、安定した心の安らぎ感じられる。原作は「ママがプールを洗う日」の人か。原作読んでみたい。

http://www.u-picc.com/saishu/