宮地昌幸監督、桜庭一樹原作「伏 贋作・里見八犬伝」。山で住む猟銃使いの14歳の浜路(声:寿美菜子)は、祖父死の後、兄・道節(声:小西克幸)が暮らす江戸へ出てくるが、そこで人と犬の血を引き、生珠(いきだま)を食べる伏が事件を起こしている事を知る。浜路は白髪の青年・信乃(声:宮野真守)と偶然に出会い、また、道節は伏狩りで仕官を狙うが…。大江戸スチームパンクっぽい映像で、雑学入り組んだ物語は結構好み。滝沢馬琴、里見八犬伝に繋がる物語はなかなか面白い。反面、ごちゃごちゃし過ぎて消化不良な感じは残るかな。ショートパンツに腹出している浜路のファッションはそれなりにキャラ立っているけど、冥土のキャラはちょっと浮いている感じ。
