電子竹林:Blog

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「大奥~永遠~右衛門佐・綱吉篇」

金子文紀監督、神山由美子脚本、よしながふみ原作。赤面疱瘡により男の人口が減少、将軍職は女子へと引き継がれた5代将軍・徳川綱吉(菅野美穂)の世の中。大奥では正室と側室の派閥争いが激化、京から右衛門佐(堺雅人)が大奥入りし、やがて大奥総取締となるが…。物語的には前作(id:zom-1:20101001#p2)の方が好きなんだけど、作りのせいもあって今回の方がずっと面白かった。監督、原作は同じで脚本だけが交代とすると、脚本と俳優の力か。堺雅人はよくも悪くもいつもの演技。菅野美穂はほどよく老い感が出ているのがいい感じ。ちょうど同じ時に観たので「マリー・アントワネットに別れをつげて」(id:zom-1:20121221#p1)と比較してしまうのもかわいそうだけど、衣装も美術も貧相なのはかなり残念。

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