宮藤官九郎監督脚本。円山克也(平岡拓真)はヘンな妄想を抱きつつ自主トレに励む中学二年生、父(仲村トオル)は平凡なサラリーマン、母(坂井真紀)は韓流ドラマ好き、そして妹(鍋本凪々美)の四人家族は巨大な団地暮らし。ある時、団地の近所で殺人事件が発生、円山は上の階に引っ越して来たシングルファーザーの下井辰夫(草なぎ剛)が犯人だと妄想を続けるが…。宮藤官九郎は映画では脚本だけの時はいのだけど、監督までやるとグダグダになるのが多い気がするけどこれはかなりまとも。一応、ストーリは成立している。ヒロイン刈谷友衣子は魅力的だが、ちょっと物語の中では活きてこなかった。やはり一番の見所は遠藤賢司のギターか。「息もできない」(id:zom-1:20100512#p1)監督主演のヤン・イクチュンがヘンな役で出てるのも見所。
