電子竹林:Blog

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「利休にたずねよ」

田中光敏監督、小松江里子脚本、山本兼一原作。茶人・千利休(市川海老蔵)は豊臣秀吉(大森南朋)の命により切腹する時を待っていた。夫人の宗恩(中谷美紀)は利休に生涯思っていた人がいたのではという疑問をぶつけるが…。原作未読。前半は知っている内容そのままの歴史ダイジェスト、後半からはスイッチが入って秘密に深く入って行くが、どうもそこが面白くない。利休には興味あるんだが、何かリアリティに欠けて興味がひかれないのは何故だろうか。奇想天外という話でもないのだけど、利休の茶に繋がっていく深みは感じられなかった。侘び茶の師・武野紹鴎役の父・12世市川團十郎と最初で最後の映画共演。クララは出番少ないけど印象的ではある。

http://www.rikyu-movie.jp