電子竹林:Blog

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「ゼロ・グラビティ」 - Gravity -

アルフォンソ・キュアロン監督。地上約600km、ミッションスペシャリストのライアン・ストーン博士(サンドラ・ブロック)と機関士のシャリフとがハッブル宇宙望遠鏡の修理中、宇宙飛行士マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)は宇宙遊泳を楽しんでいた。そこに事故による多量のスペースデブリシャトルを直撃、破壊してしまうが…。地味とも言えるけど,これは個人的にはメチャクチャよかった。ハードSFファンと映像制作な人は必見。オープニングからのワンカットはどうやっているのか想像出来ないほど3Dなモーションコントロールカメラの美しい動き。合成とCGIが多いけど小道具の無重力感とか驚異的な自然さで、美しくゆったりとした長廻し。一番好きなカットはヘルメットの外からクロースアップしてヘルメットの中に入っていると思ったら主観ショットになってまた逆に視点が移動していくのをワンカットで見せる驚異的ショット、ここには心底驚いた。緊張感と恐怖感を美しく描く技量。そしてなんで「ゼロ・グラビティ」に邦題をしたんだ。タイトルが「グラビティ」じゃなきゃ最後のワンカットの意味がないじゃん!

http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/