電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「武士の献立」

朝原雄三監督。春(上戸彩)は浅草の有名料理屋の娘に生まれ料理の才能と味覚を持っていたが、1年で離縁を言い渡され、加賀藩江戸屋敷藩主前田吉徳の側室、お貞の方(夏川結衣)の元に戻って来ていた。ある時、加賀藩で料理方・舟木伝内(西田敏行)に料理の腕を見込まれ、伝内の息子・安信(高良健吾)へ嫁ぐ事になるが…。「釣りバカ日誌」をやっていた朝原雄三だけに、なんか可もなく不可もなく無難に仕上がっているのはちょっと不満。饗応料理はじめ料理は色々と出てくるのだけれどあまり美味しそうに見えないのがなんとも残念。ここはもっと頑張って欲しかった。"加賀騒動"を物語の背景にしているが、その決着もなんか曖昧にモヤモヤ感が残ってしまう。それだけに今井定之進(柄本佑)と妻・佐代(成海璃子)の役割も弱い。上戸彩はキャラ的にも魅力的で良かったのだけど全体にはちょっと残念。

http://www.bushikon.jp/