ソフィア・コッポラ監督。カリフォルニア州カラバサス、一年間自主学習から転入してきたマーク(イズラエル・ブルサール)に唯一声をかけてきたレベッカ(ケイティ・チャン)、二人はファッションの話で意気投合した。マークはナイトクラブで、クロエ(クレア・ジュリアン)、ニッキー(エマ･ワトソン)、サム(タイッサ･ファーミガ)たちと知り合う。やがてパリス･ヒルトンがラスベガスでパーティーをすると知ったマークとレベッカはパリスの家に侵入するが…。実話ベース。いつも、何か物足りなさを感じるソフィア・コッポラの中では一番好きかも。ファッションなどのガーリー・カルチャの面白さを出しながら、セレブやブランドへの皮肉も込めた社会性も持っている。「マリー・アントワネット」(id:zom-1:20070123#p1)での美と悪の共存の世界の描写が、今回は成功していると思う。イズラエル・ブルサールはイマイチさえないけど、まあそういう役だからいいのか。五人組をあっさりとドライに描いているのが面白い。その中でも、ニッキーの養母ローリーが「ザ・シークレット」の引き寄せの法則を真面目に教えていたりするのがツボだった(^^)。
