クリス・バック+ジェニファー・リー監督、アレンデール王国の王女エルサ(声:クリスティン・ベル)は触れたものを凍らせる魔法の力を持っていたが、子供の頃に妹のアナ(イディナ・メンゼル)に怪我を負わせてから閉じこもった生活を続けていた。そして王女として即位する日、エルサはある事件から王国を冬の世界に変えてしまう。行方不明になったエルサを、アナ、他国の王子ハンス、山男のクリストフたちが追うが…。「雪の女王」だけど、アンデルセンともロシア版アニメともまるで違う「雪の女王」だけど、アンデルセンともアタマーノフのロシア版アニメ(id:zom-1:20071218#p1)ともまるで違う。わずかに女王と心臓あたりが関係しているぐらいか。動きはリアル過ぎでイマイチ好きじゃないけど、音楽と物語はかなり良い。物語の構成は複雑でディズニーよりはピクサーっぽい。脚本は「シュガー・ラッシュ」(id:zom-1:20130330#p1) と同じジェニファー・リーで監督も勤める。両作品とも単純な一直線キャラに葛藤のある複雑キャラを交錯させ、子供は前者で楽しみ大人は後者の深さを味わう。「トイストーリー」もそうなんだけどこの作り方はこの映画でもかなり上手い。雪だるまオラフ、トナカイのスヴェンもいい脇役。
