ポール.W.S.アンダーソン監督。紀元79年ポンペイ、ケルト族のマイロ(キット・ハリントン)は幼い頃に家族をローマ軍に殺され、剣闘士となっていた。ある時、マイロは商人の娘カッシア(エミリー・ブラウニング)を助けるが、カッシアはコルヴィス元老院議員(キーファー・サザーランド)と無理に婚約させられていた…。アンダーソンだから余りに期待は無かったが、まあ予想通り。何よりキャラが薄っぺらく、マイロとカッシアがなぜ愛し合うのかさっぱり分からない。物語の都合上としか思えない。マイロの両親の敵が都合より現れるのも、もうちょっとなんとかして欲しい。ヴェスヴィオ火山噴火後もバタバタ右往左往しているだけで物語が動いてない。そもそも、地割れする様な地震の中で人間は走れないってのはハリウッドは学んで欲しいよ。津波に対する認識も甘過ぎ。良い所が見つけるのが少ない中、カッシアの侍女アリアドネ(ジェシカ・ルーカス)はいいと思った。