電子竹林:Blog

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「極道大戦争」

三池崇史監督、山口義高脚本。毘沙門通りのヤクザ、亜喜良(市原隼人)は不死身の神浦玄洋(リリー・フランキー)の舎弟。神浦は謎の組織の刺客、狂犬(ヤヤン・ルヒアン)たちに襲われ絶命するが、亜喜良をヤクザ・ヴァンパイアにしてしまう。そして、さらなる刺客のKAERUくんが現れるが…。ヤクザ・バンパイアに血を吸われると極道になるといういかにもB級な話。でも、これは真面目に作ればかなり面白くなるネタだと思うのでこの映画の出来は残念。とくに脚本がかなり雑で、繋がりが悪く、起伏も乏しく面白みがない。さらに、いま世界でもっとも熱い格闘スターのヤヤン・ルヒアンを持ってきて、しょぼい格闘しか見せないのがヒドイ。KAERUくんの驚くべき身体能力も見所だったけど、最後に見所を作れなかったのも残念。成海璃子もどーでもいい役。三池崇史は良い悪いの差が激しいけど、これは完全に悪い方。

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