電子竹林:Blog

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「トリプル9 裏切りのコード」- Triple 9 -

ジョン・ヒルコート監督、マット・クック脚本。アトランタ、元特殊部隊や警官で組織された強盗チームを率いるマイケル(キウェテル・イジョフォー)はロシアン・マフィアのボスのイリーナ(ケイト・ウィンスレット)の命令により銀行強盗を成功させる。マイケルはイリーナとの関係を断とうとするが、最後の仕事で国土安全保障省の施設を襲うことになる。そして強盗事件を捜査するジェフリーの甥クリス(ケイシー・アフレック)がマイケルの新しい相棒としてやってくるが…。強盗シーン、追跡シーンはリアリティがあって心臓の鼓動まで聞こえるような緊張感でいいシーンばかり。マイケルが主人公なのかと思うが、途中からやはりクリスなのかと思い、二人の友情が絡むが視点が曖昧なままに最後まで展開してしまう。この辺は中途半端でちょっと残念な感じ。誰も彼もがみんなワルくて、血みどろでドロドロ過ぎる感じもする、無視するにはもったいない作品ではある。タイトルのTriple 9は警官負傷のサインで、切り札のようなことを言っている割には999は乱発しすぎ。この監督、「欲望のバージニア」(id:zom-1:20130630#p1)といい、緊張感出すの上手いよなあ。

http://999-movie.jp