電子竹林:Blog

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「欲望のバージニア」- Lawless -

ジョン・ヒルコート監督、ニック・ケイヴ脚本、マット・ボンデュラント原作「The Wettest County in the World」。禁酒法時代の1931年バージニア州フランクリン、密造酒作りのボンデュラント兄弟、長男ハワード(ジェイソン・クラーク)、次男フォレスト(トム・ハーディ)、三男ジャック(シャイア・ラブーフ)は不死身と言われていた。野心家だが気弱なジャックは牧師の娘バーサ(ミア・ワシコウスカ)に恋し、フォレストはシカゴから流れてきたマギー(ジェシカ・チャステイン)に魅かれていた。その頃、非情な取締官レイクス(ガイ・ピアース)が着任するが…実話ベースで主人公の孫が原作を書いているというリアル感だけで面白いが、映像や物語の作り方も気が効いている。一瞬も飽きさせない。役者はそれぞれ素晴らしく、シャイア・ラブーフは今までの出演作の中では最高、ミア・ワシコウスカも「イノセント・ガーデン」(id:zom-1:20130615#p1)に続いて透明な不思議な存在感、その中でも大胆な悪役作りをしたガイ・ピアースが素晴らしい。

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