ダーグル・カウリ監督脚本。43歳独身、レイキャビク空港の荷物係のフーシ(グンナル・ヨンソン)は巨漢で人付き合いが苦手、趣味は戦場のジオラマ作り。そんなフーシを心配した母親が誕生日プレゼントに送ったダンススクールで、フーシーは小柄な女性シェヴン(リムル・クリスチャンスドウティル)と出会うが…。アイスランド映画、主役のこのキャラが凄くいい。コンプレックスだらけの男の心のどこかに、誰しも共感する所があるに違いない。その繊細な演技によってフーシの心がゆっくりと染みてくる。ラストを余韻と見るか中途半端と見るかで意見は分かれそうだけど、個人的には好きなラスト。スパっとしていて余韻が残って。最近は「ひつじ村の兄弟」(id:zom-1:20160105#p1)といい、アイスランド映画も注目したい。
