新海誠原作監督脚本、安藤雅司作画監督、田中将賀キャラクターデザイン。1200年ぶりの彗星来訪直前、山奥の湖近くの田舎町に住む女子高生の三葉(声:上白石萌音)は、自分が東京の男子高校生になった夢を見ていた。一方、東京で暮らす男子高校生の瀧(声:神木隆之介)も、田舎町で女子高生になっている奇妙な夢を見ていたが、抜け落ちている記憶と時間からお互いに体が入れ替わっている事に気づき始める…。新海誠らしいロマンチックでファンタジーが融合した上手い物語と展開。まあ勘がいい人なら予告編で分かる話で、もう一歩踏み込んで欲しいところだけど。作画はスタッフ充実という印象で、ディティールまでよく描けている。ムー、神事、巫女などディティールが陰影をつけていて深みを出している。それに比べると都会暮らしの方が薄っぺらい感じがするのは気のせいか。
