熊切和嘉監督、リチャード・ウー/すぎむらしんいち原作「ディアスポリス 異邦警察」。東京の密入国外国人約15万人が組織した裏都庁、その裏警察ディアスポリス所長の久保塚早紀(松田翔太)と鈴木(浜野謙太)は裏都民マリアの誘拐殺人の犯人、アジア人犯罪組織"ダーティイエローボーイズ"に関係する周(須賀健太)と林(NOZOMU)を追うが…。原作コミックも未読で、その実写化ドラマも未見の予備知識ゼロ。社会派なトコもちょっとあるし、「傷だらけの天使」を連想させるようで内容はなかなか好き。不法滞在者+宗教というトコにかなり深さを感じるけど、熊切和嘉の演出は全体にかなり大雑把な感じ。この辺は予算の問題なのか。「海炭市叙景」の中に「鬼畜大宴会」を見ているような印象。周役の須賀健太って、「三丁目の夕日」(id:zom-1:20051105#p1))の淳之介かあ。
