電子竹林:Blog

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「疾風ロンド」

吉田照幸監督、東野圭吾原作。研究施設から新型炭疽菌K-55が盗難、3億円を要求する脅迫メールが届くが犯人が交通事故で死亡。主任研究員の栗林(阿部寛)は所長(柄本明)から4日以内の回収を指示されるが、情報は現場の写真と受信機のみ。栗林は息子・秀人と現場と思われる野沢温泉スキー場へ向かい、パトロール隊員根津(大倉忠義)、その幼馴染でスノボ選手の千晶(大島優子)の助けを借りる。一方、秀人(濱田龍臣)は地元の中学生・育美、健太、裕紀たちと知り合い、謎の男(ムロツヨシ)は栗林の後をつけ、研究所の折口真奈美(堀内敬子)も怪しい行動を続けるが…。原作未読、「サラリーマンNEO」(id:zom-1:20111111#p2)の監督。シリアスな気もする話をコメディ気味に撮って、全体に中途半端。多数の登場人物のドラマも散漫になっている感じ。原作では栗林は脇役らしいから、そこを無理やり主人公にしたところが軋みが全体に出ている。色々な要素が詰まっていて、物語的には面白く撮れそうな話なんだけどな、なんとも残念。ところで生物兵器の扱いがあれでいいのか..。

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