電子竹林:Blog

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「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」-A Street Cat Named Bob-

ロジャー・スポティスウッド監督、ジェームズ・ボーエン原作「ボブという名のストリート・キャット」。親とも疎遠になりホームレスとしてストリート・ミュージシャンで暮らす元ヘロイン中毒のジェームズ・ボーエン(ルーク・トレッダウェイ)は、カウンセラーのヴァル(ジョアンヌ・フロガット)の協力でアパートで新生活を始める。迷い猫で怪我をしたボブを見つけジェームズ、近所のベティ(ルタ・ゲドミンタス)の助けで病院に連れて行くが…。ネコ映画というほどネコ中心ではないが、実際のボブが映画でも活躍し背中に乗る姿などはかなり可愛い、時々のネコ視点も入れたカメラも面白い。物語的には素直に感動的でいい話。薬物中毒、ホームレス、その復帰など英国の社会問題をうまく盛り込んでいるのも共感出来る。ヘロイン治療のメタドンや断薬あたりはリアル感がある。

http://bobthecat.jp/