電子竹林:Blog

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「1987、ある闘いの真実」-1987: When the Day Comes-

チャン・ジュナン監督。全斗煥大統領軍事政権下の韓国、南営洞警察のパク所長(キム・ユンソク)の過激な北分子の追求によりソウル大学の学生が死亡。チェ検事(ハ・ジョンウ)により拷問致死が証明されるが政府は担当刑事の逮捕だけで幕引きを図る。東亜日報の記者ユン・サンサム(イ・ヒジュン)は事件を追い、民主化運動で指名手配中のキム・ジョンナム(ソル・ギョング)は看守ハン・ビョンヨン(ユ・ヘジン)の協力で真相を暴こうとするが…。87年の韓国民主化運動の話、事実ベース。ソウル大学生の拷問死からその隠蔽、隠蔽に次ぐ隠蔽の闇がもの凄い。拷問シーンは壮絶。反共を盾に市民、マスコミどころか検事、警察、刑務所までも弾圧していく。ソウル・オリンピックの一年前の話だけどこういう時代だったのか。光州事件はそれなりに知っていたけど、これが30年前というのは驚き。

http://1987arutatakai-movie.com