電子竹林:Blog

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「イン・ザ・ハイツ」-In the Heights-

ジョン・M・チュウ監督。NYマンハッタン・ワシントンハイツ地区、灼熱で電気不足の夏。移民のウスナビ(アンソニー・ラモス)は故郷のビーチで店をやる事を夢みながら従兄弟のソニーと食料品を営み、近所には母親がわりのバネッサ(メリッサ・バレラ)。ウスナビは、ダニエラとカーラのサロンで働くバネッサ(メリッサ・バレラ)にあこがれ、その友人でタクシー会社に勤めるベニー(コーリー・ホーキンズ)が恋するニーナ(レスリー・グレイス)が大学から戻ってきてしまうが…。リン=マニュエル・ミランダによるブロードウェイミュージカルの映画化、元は未見。コロナで一年超の遅れて公開。全編ラテンなパワフルな音楽とダンスの熱気が素晴らしい。スコアもどれもこれもノリノリで、物語も上手く緩急つけて盛り上げている。群像劇っぽくて人数ちょっと多いけど、複雑な話ではないから平気。ニーナとベニーの壁のダンスは、フレッド・アステアの「恋愛準決勝戦」(Royal Wedding-1951)と同じ方式だろうが、壮大なセットですごく見応えがあった。で、アステアのを見返してみたが、精神的高揚とダンスがうまく融合していて70年前の技術とは思えないな。

http://wwws.warnerbros.co.jp/intheheights-movie.jp/