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「返校 言葉が消えた日」-返校 Detention-

ジョン・スー監督。1962年、中国国民党による独裁政権の台湾。翠華高校の女子生徒ファン・レイシン(ワン・ジン)は放課後の教室で目を覚ますと、校内に人の気配はなかったが、ウェイ・ジョンティン(ツォン・ジンファ)にやっと会う。ウェイは、美術教師チャン・ミンホイ(フー・モンボー)、歴史教師イン・ツイハン(チョイ・シーワン)たちによる禁書の読書会メンバーであったが、会には反政府分子を見張るバイ教官(チュウ・ホンジャン)の手が迫っていた…。元は台湾のホラーゲーム。内容知らなかったけど、後でWikipedia読むとかなりそのままな設定。知らない人は予備知識ゼロで見る方が吉。Netflixでドラマ版も配信されているみたいだけど、そっちは30年後の翠華高校からの展開らしい、未見。映画はホラー味よりも1962年の時代背景の方がいろいろと恐ろしい。歴史的な予備知識ない人はあったほうがいいかもしれないけど。こういうエンタメで過去の反省ができるのは偉い。ホラーにしないで、そのままでもかなり怖い話で、そちらで観てみたい。でも、ホラー設定にしてオブラートに包んでいるからまだ観られるのかもしれない。返校は、居残りの意。

https://henko-movie.com/