電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ラーゲリより愛を込めて」

瀬々敬久監督、辺見じゅん原作「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」。第二次世界大戦終戦直前の満州、山本幡男(二宮和也)、妻モジミ(北川景子)、三人の子供の家族はソ連軍の侵攻により避難しようとするが、幡男だけが取り残され、シベリアの強制収容所の捕虜となる。幡男は松田(松坂桃李)、元軍曹の相沢(桐谷健太)たちと移送先され、漁の最中に捕まった新谷(中島健人)、また松田の同郷の先輩・原(安田顕)と出会うが…。いい話ではあるが、演出はイマイチかなあというのが印象。特に感動的であるラストを引っ張りすぎているのは、逆効果な気がする。いい話だけに映画としては残念。ラーゲリというと教科書に出ていた梅崎春生赤帯の話」を思い出す。

http://lageri-movie.jp/