電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「#マンホール」

熊切和嘉監督、岡田道尚脚本。不動産会社の営業マン、川村俊介(中島裕翔)は結婚式前夜の渋谷のパーティで酩酊し、マンホールの穴に落ちてしまう。スマホで警察には相手にされず、繋がったのは元恋人の工藤舞(奈緒)だけ。そして俊介は"マンホール女"の名前で、ネット民たちに救出を求めるが…。高さ600mの鉄塔「FALL フォール」と真逆で、こちらは穴に落ちる一発アイデアなシチュエーションもの。スマホが使えるのがポイントであり、そのポイントは活かされてはいるんだけど、何か面白くならない。SNSを出すと正義感、アオリ、傍観者などステレオタイプなキャラばかりで、上っ面な演出に見えて平凡。マイナス面ばかり目立ってしまう。演技、演出ともの陳腐で何かノレない。最後の方の展開の意外性は面白いのだけど、やはり陳腐感は残り、洋画との実力差を感じてしまった。海外だと「フォーン・ブース」、「セルラー」、その香港リメイクの「コネクテッド」とか思い出すけど、単純な設定だけど展開は広がありがあって、その差を感じるんだよなあ。

https://gaga.ne.jp/manhole/