電子竹林:Blog

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「バビロン」-Babylon-

デイミアン・チャゼル監督。マニー(ディエゴ・カルバ)はアシスタントとして働いていたが、パーティで女優志望のネリー・ラロイ(マーゴット・ロビー)、また大物スターのジャック(ブラッド・ピット)と出会い、映画スタジオへの道を開く。また、中国系の歌手レディ・フェイ・ジュー(リー・ジュン・リー)、ジャズ・トランペット奏者のシドニー・パーマー(ジョバン・アデポ)もいたが…。一次二次大戦の間の黄金期が中心の、映画界の狂乱ぶりの演出は凄いの一言。狂乱さはいいがボカシじゃまだなあ。そしてトーキーへの変化などもいい。ちょうど「アーティスト」と時代もモデルになった人も重なるな。映画史としてみても面白いのだけど、映画への愛情が出過ぎな感じもする。特に最後は「ニュー・シネマ・パラダイス」を連想する、ここはやりすぎな印象。幸福な人生を送った人は少なく、そこはなんか寂しいものがある。黒人であるシドニー・パーマーのあのシーンは、ショッキングであった。

https://babylon-movie.jp/