ダニエル・ゴールドハーバー監督。テキサス、気候変動で母を失ったソチトル(アリエラ・ベアラー)、汚染で急性白血病となったテオ(サッシャ・レイン)、テオの恋人アリーシャ(ジェイミー・ローソン)、爆弾つくりのマイケル(フォレスト・グッドラック)、パイプライン建設で土地を奪われたドウェイン(ジェイク・ウェアリー)たちは、石油精製工場のパイプラインを破壊する計画を立てるが…。スウェーデンの気候変動学者アンドレアス・マルムのノンフィクション「パイプライン爆破法 燃える地球でいかに闘うか」が原作。FBIがテロを助長すると警告を出したのもよく分かる内容。爆破までをそのままに、色々な謎をひっぱりながらザラっとした感覚で緊張感100％で描いていく。裏もないけど、ドラマには上手く構成している。今までにない、なかなかなの映画。この感覚は「アメリカン・アニマルズ」みたいな感じだな。
