電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「死に花」

犬童一心監督、太田蘭三原作。老人が最後に一花咲かせる「黄金の7人」の様な計画。ちょっと雑な部分もあるのだけど、全体ではかなり面白い。それぞれの役者は存在だけでいい味を出しているし、物語は最後の最後までしっかりしている。役者まとめて遺作になり…

「オーシャン・オブ・ファイヤー」 - Hidalgo -

インディアンの血を引く孤高のカウボーイを演じるヴィゴ・モーテンセン(「ロード・オブ・ザ・リング」アラゴルン役)の雰囲気がいい。自暴自棄の生活から誇りを取り戻していく姿が見事。アラブの王族とカウボーイ/インディアン、アラブ名馬とマスタングと対比…

「ウルトラQ - Dark Fatasy -」

TV

テレビ東京の放送が「MONSTER」「甲殻機動隊」の裏番組だったので見ていなかったのだけど、アニマックスでもやっている事に気がついて、三話目「あなた誰ですか?」から見始める。監督は金子俊介で期待大。無難ではあるがまあ面白かった。丁寧に作られている…

「それマジ!? 話のネタに困ったときに読む本」読了

綱島理友。雑学本であるが、最初に立ち読みしたネタ(インスタントコーヒーのシール蓋の開け方)が面白かったもんで全部読んだが、まあ半分は知っているネタか。飛行機のアメニティの靴下を便座カバーと思っていた筆者の家族には逆に驚いたゾ。 http://www.ama…

「完成!ドリームハウス」

テレビ東京の同名番組(終了)に紹介された家をまとめた本。「渡辺篤史の建もの探訪」よりは平凡かもしれないが、あまり変な家は無い。番組で見たのがほとんどなのでそれほど新鮮さは無かった。 http://www.tv-tokyo.co.jp/dreamhouse/ http://www.amazon.co.j…

「天才料理人 味の助」(1)(2)

宗田豪。料理マンガという事でとりあえずチェックしてみたが…幻の料理人"百舌"の孫、中学生の天才料理人。作る料理は詰まらない。第一巻は肉汁ばっかり、第二巻では死にかかっている病人にチャーハン、スープを作る主人公はある意味凄いが、続きは読まないだ…

「恋風」(1)

吉田基已。アニメになったのを機に読んでみる。スクリーントーンを使わない古っぽい絵柄はちょっと魅力的だが、内容的にちょっとロリコン気が強過ぎるかな。続きは読まないかも。(追記:アニメの第8話はキッズステーションでしか放送されないらしい…気になる…

「フォーチュン・クッキー」- Freaky Friday -

母と娘の心が入れ替わり、お互いを理解しあう…とは今や平凡な設定ではあるのけど、丁寧に作られていて笑えて泣ける、安心して観られるディズニーらしい良い映画。娘のリンゼイ・ローハンもいいが、ジェイミー・リー・カーティスのコメディエンヌぶりは素晴ら…

「渡辺篤史のこんな家で暮したい」読了

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062109913/ TV朝日「渡辺篤史の建もの探訪」↓から、特徴のある家をまとめている。 http://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/ 以前読んだ「9坪ハウス狂騒曲」のスミレアオイハウス、光と風を考えた木造平屋棚橋邸が印…

「ゴッド・ディーバ」- Immortal Ad Vitam -

予告編の映像には魅せられたが、ストーリ展開は不親切で盛り上がりが無く不満足。都市の描き方は魅力的だが、今では新鮮さは無い。生身は三人、他はいかにもCGの人間が混在するのも違和感が多い。監督のエンキ・ビラル、映像の表現能力はともかく、物語がう…

「恋人はスナイパー」

基本となる犯罪がしっかりしている、と思っていたら原作は西村京太郎の「華麗なる誘拐」(未読)。犯罪はそれなりに面白く、展開もいいのだけど、ラストのまとめ方はイマイチ。内村光良も水野美紀もアクションはがんばっている、中村獅童は雰囲気はいいがアク…

予告編 「The Incredibles」

映画館で予告編が始まった。なかなか期待がもてる。ディズニーとPIXARコンビのおそらく最後の映画。ディズニー独自のヒット作は最近無くて、映画制作能力がかなり落ちていると思う。どうなるんでしょ? インターネットでの予告編は↓ http://www.apple.com/tra…

「ホーンテッドマンション」- The Haunted Mansion -

アトラクションを連続して映画化しているディズニーの意図はよく判らないが、「パイレーツ・オブ・カリビアン」に比べれば完成度は落ちる。アトラクションのイメージをうまく使っているし、エディ・マーフィーは出しゃばらないし、映像もいいんだけど、盛り…

「名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)」

推理劇の部分はイマイチ。後半の飛行機を使ったスペクタクルはキャラに合わせた上手い演出で、なかなか盛り上げてくれる。推理モノとしてもうちょっと頑張ってくれても良かったとは思うけど、全体では満足。監督の山本泰一郎はTV版はやっているけど劇場モノ…

「欠陥住宅-住宅は一生の買い物 建て主を泣かす欠陥住宅はもう、許さない」読了

NPO建築ネットワークセンター編著↓ http://www.kenchikunet.org/ 12の事例、欠陥住宅を生むパターン、主な注意などをうまくまとめているが、読みモノとしてはイマイチ魅力に欠けるかもしれない。日本での、産業としての建築の不健康さを実感する。 http://ww…

「天才ファミリー・カンパニー スペシャル版」 (3)-(5)

二宮知子。登場人物が多くなり判り難くなったが(キャラの顔の個性が無さすぎ)、ストーリは面白く展開する。夏木君よりは脇役の方が味がある。盆栽の天才(?)有吉がいいなあ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/434480273X/

「焼きたてジャぱん」 (12)

橋口たかし。今回、和馬の活躍は無いし、ピエロもイマイチ冴えなかったが、諏訪原が活躍したから、まあいいか。ダジャレも下らな過ぎ。パンを作るのが、ますます少なくなっているぞ。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091270522/

「チルソクの夏」

佐々部清監督。映画としては完成度は低いかもしれないし、1977年という同時代感覚の甘い採点もあるかもしれないけど、この映画は好き。麻薬も暴力も無い青春映画、韓国と日本のロミオとジュリエット、純愛がテーマという映画を堂々と作れるのは素晴らしい。…

「アップルシード」

通してみればストーリもちゃんとしているし、テーマもいいんだが、とにかく映像が好きになれない。セルレンダリング(カートゥーンスタイル)やリアルな3Dが、バラバラに繋ぎ合わされ、みっともない。ゲーム画面をずーと観ているようで疲れる。ディズニー映画…

InforMac 0.03b3

Mac

"このMacについて"と同じ様な内容だが判りやすく分類されている。まだv0.03だがほぼ日本語化されている。一部日本語未対応。Freeware。 http://vmenager.ch/mct/indexEN.html

「のだめカンタービレ](1)-(3)

二ノ宮知子。天才かバカなのか天然なのか、のだめ(野田恵)、専制君主の天才千秋と主人公のキャラもいい味だが、脇役すべてがすばらしく下らなくて最高にいい。久しぶりに個人的ヒット。クラシック音楽を舞台にこれほどバカな世界を繰り広げ、マジメな所はそ…

「帝国ホテル・ライト館の謎 - 天才建築家と日本人たち」読了

山口由美著。著者は建築が専門では無く、旅行情報誌のライターからホテルの業界紙で活動。絶対君主のライトをかばう元支配人林愛作の話、下田菊太郎案を剽窃疑惑等の影の部分の話が面白い。明治村のライト館を見直すと、また違った印象を持つかもしれない。 …