電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2006-07-23から1日間の記事一覧

「旅のグ」

グレゴリ青山。デビュー作品、雑誌「旅行人」に連載をまとめたもの、だと思う。デビュー作だけあって初々しい感じはするし、エピソードもまあまあ面白い。グを四冊読んで、「ふたたびの旅」(id:zom-1:20060514#p2)が一番良かったかな。 http://www.amazon.co…

「旅のグ2~月は知っていた」

グレゴリ青山。雑誌「旅行人」に連載したもの、他誌掲載、描き下ろしをまとめた8年ぶりの「旅のグ」。エピソード的には面白いの詰まらないの半々。「旅のグ」の方が好きかな。和歌山の生活なんか意外な一面は見えたけど。 http://www.amazon.co.jp/exec/obid…

「旅であいましょう。~大人の週末バックパック」

グレゴリ青山。富山から定期船でロシア・ウラジオゥトック、温泉三昧の韓国への旅、大連、台湾などなど。行動力と、そのトホホ感は相変わらず面白い。温泉での韓国オバさんの行動が大爆笑だった。全体に旅的にはちょっと地味だったかもしれないが。しかし、…

「江戸の怪奇譚~人はこんなにも恐ろしい 」

氏家幹人。天狗、猫娘、河童、神隠しなどの怪奇譚を読み解き、江戸の暗黒面である幼児性愛、幼児虐待、イジメ、介護疲れによる殺人などの実態を描き出す。江戸には、石川英輔や杉浦日向子の様な明るい面だけでなく、影の部分も多い。内容的には「耳嚢(みみぶ…

「未来ビジネスを読む~10年後を知るための知的技術」

浜田和幸。未来技術、未来予測技術、対応技術(シナリオプランニング)など列挙しただけ、雑学的な話がが多い。トフラーとの対談もあんまり面白くなかった。未来ビジネスを読む、という感じじゃない内容。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334933505/

「県庁の星」

桂望実。Y県職員一種試験、入庁9年目、Y県県庁産業局産業振興課主任の31歳の野村聡。民間人事交流研修のために派遣された先は三流スーパー、指導は裏店長のパート店員のおばさん二宮だった…。同名映画(id:zom-1:20060303#p1)の原作。映画は無理に聡のキャラ…

「ゆれる」

西川美和監督脚本原案。東京で写真家として成功した猛(オダギリジョー)は母の一周忌で帰郷。翌日、猛と兄の稔(香川照之)、幼馴染みの智恵子(真木よう子)は近くの渓谷へ足を伸ばすが…。序盤のテンポの良さに比べて中盤から重くなるし、兄弟関係、法廷劇、心理…