電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2010-10-31から1日間の記事一覧

「日本辺境論」

内田樹。地政学的な「辺境」という視点に立つて見る日本論はなかなか面白い。そもそも国名の「日本」や「日の丸」自体が中国中心主義から出来ているというのも新鮮な視点だった。丸山眞男、澤庵、武士道、水戸黄門、マンガなどちょっと発散している気もする。…

「アイディアのレッスン」

外山滋比古。メモ、忘却、ブレインストーミング、セレンディピティ、など発想法としてはあまりに当たり前の事が多い。「思考の整理学」に比べてのこの平凡さは何なのだろうか? http://www.amazon.co.jp/dp/4860630572

「ギャル農業」

藤田志穂。ギャル革命」を掲げ19歳で起業、シホ有限会社G‐Revoを設立した著書が、食や農業に興味から始めた「ノギャル」プロジェクトの話。秋田でのシブヤ米、ギャルママ野菜収穫、イケてる農作業着企画など。食や農業に着目するのはいいと思うが、なんとも…

「1日1分!シミ消し!顔リンパ美白マッサージ」

内海陽子。ありがちだけど雑誌の4ページ特集ぐらいの内容を引き伸ばしている。シミ消し、リンパ、美白と美味しい言葉だけをタイトルに並べている。 http://www.amazon.co.jp/dp/4874659667

「テレビ局の裏側」

中川勇樹。フリーのディレクターによる現状のテレビ局の問題点。スポンサーとの関係、テレビ局員の特権意識、下請けとの関係、視聴率重視の問題、やらせ問題などなど。新鮮な話はないが当事者の視点と意見はやはり貴重な感じ、面白い。「テレビ番外地」(id:z…

「インセンティブ 自分と世界をうまく動かす」- Discover your Inner Economist -

タイラー・コーエン。経済学者で有名ブロガーによる著書。経済学の核となる概念は金ではなくインセンティブであるという、まあ当たり前の内容。流行の行動経済学的な話ではあるけれど、まとまりがなくあまり面白くない。子供の家事手伝い、歯科医、会議、観…

「空気は読まない」

鎌田實。「がんばらない」などの著者のエッセイ。子供がつくる弁当の日を設けた小学校校長、兵役拒否により囚人となったチェロリスト、全盲のカメラマンとその妻、癌の養護教諭など。タイトルとはあんまり関係ないんだけど、それぞれのエピソードは感動的。 …

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」

岩崎夏海。都立程久保高校の弱小野球部マネージャーの川島みなみは間違えてドラッカーの著書「マネジメント」を買ってしまう。しかし、みなみは「マネジメント」から顧客、マーケティング、イノベーションを学び野球部を改革していく…。本家の「マネジメント…

「その科学が成功を決める」 - Think a little Change a lot -

リチャード・ワイズマン。幸福や成功や自己実現など自己啓発書にあるような内容を科学的に実験し分析、検証していく。かなり面白い内容。集団思考が効果を出さないのは社会的手抜き、無意識思考理論→複雑な判断は、決めるべき内容を頭に入れてあとは無意識に…

「雷桜」

廣木隆一監督、宇江佐真理原作。徳川家に生まれながら心の病にかかった斉道(岡田将生)は、家臣の助次郎(小出恵介)の故郷、瀬田村へ療養へ向かう。瀬田の山で育った雷(蒼井優)は理右衛門(時任三郎)と二人で自由に暮らしていたが、ある時、雷は山に入った斉道…