電子竹林:Blog

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「雷桜」

廣木隆一監督、宇江佐真理原作。徳川家に生まれながら心の病にかかった斉道(岡田将生)は、家臣の助次郎(小出恵介)の故郷、瀬田村へ療養へ向かう。瀬田の山で育った雷(蒼井優)は理右衛門(時任三郎)と二人で自由に暮らしていたが、ある時、雷は山に入った斉道と出会う…。原作未読、原作のあらすじを読んだけど映画とは随分と違う印象。映画では斉道と雷の恋愛部分に絞った感じ。藩同士の争いや、瀬田村をめぐる諍い、理右衛門、助次郎の描写は少ない。色々と描くと面白そうな部分はあるのに、そこは全部省略、その割りには二人の心の機微は感じられずに全体が間延びした印象。なんとなく薄っぺらな恋愛モノになってしまっているのが残念。蒼井優はどのシーンでもいいんだけどなあ。高良健吾忍成修吾若葉竜也柄本佑とか出てる割には活躍無し。柄本佑柄本明の親子共演は初めてかな。

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