電子竹林:Blog

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「ラストマン・スタンディング」- Last Man Standing -

これが黒沢の「用心棒」のリメイクかなあ(^^;)。大まかな所は同じだけど、印象はまるで違う。悪い噂しか聞いてなかったけど、やはりウォルター・ヒルが監督した中では、今までで一番つまらなかった。やはり西部劇の「ダブルボーダー」も好きじゃないんだけど、それを上回るつまらなさ。主演、ブルース・ウィリスもあまりよくない。なんか、年寄り臭い。対する敵側も唯一存在感があるのがクリストファー・ウォーケンだけど、彼さえも活かされてはいない。女優群もみんな影が薄い。「用心棒」の三船敏郎と中代達矢は凄く存在感あったのに。最後の対決ぐらいは見せてくれるかとおもったけど、なんとも貧弱。普通にみれば、単なる凡作かもしれないけど、ウォルター・ヒルとなると期待してしまうので、これは残念。アクションに派手にワイヤーを使っているのが、香港っぽい(^^)。銃の弾数が実際をはるかに越えているのも香港っぽいか。銃と言えば、ウィリスは二丁拳銃でオートマチックなんだけど、どうもオートマチックというのが西部劇っぽくないな。唯一、心地よかったのはライ・クーダの音楽。