電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「タオの月」

雨宮慶太は、「人造人間ハカイダー」はともかく、「ゼイラム」1,2は結構好き。今回も舞台設定や、デザインはいいんだけど、決定的にダメなのが肝心の怪物。CGでも、模型でもその印象はチンケにしか感じない。もうちょっとカメラワークなどで工夫すればいいんだけど、チンケなものがチンケにしか撮影されてないのが寂しい。それでも、ゾクゾクするようなイカした映像もあるので、非常に残念。「東京日和」竹中直人の監督第3作目。荒木経惟、陽子夫妻の物語を竹中と中山美穂が演ずる。ほぼ満足ではあるけど、竹中自身が思い入れが強すぎるのが、独りよがりで、感動を押しつける部分が多いのが気になる。特に、もっとも感動すべき石のピアノのシーンなどが徹底的に失敗しているのが残念。多くの観客はあそこでは、物語から遊離してしまっているんでは無いだろうか。ところで、松たか子が、凄くジャマ。