1998-11-02 「江戸の科学者たち」 Book 吉田光邦 現代教養文庫。江戸時代、一般に思われているよりはずっと科学が進んでいた事は色々聞くけど、まとめてある本が少ない。広く浅くまとめてあるこの本は面白かった。算学の関孝和、本草学の稲生若水/小野蘭山、歴学/天文学の渋川春海、測量の伊能忠敬、蘭学/医学の杉田玄白、平賀原内などなど。例えば、算学を扱った「算学奇人伝」なんて小説や、子供の頃にみた平賀源内の「天下御免」などあるけど、もうちょっと注目されてもいいジャンルなんだけどなあ。