電子竹林:Blog

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「取引」

真保裕一講談社文庫。公正取引委員会の審査官が主人公。汚職の嫌疑を受ける彼が、ODA政府開発援助のプロジェクトに関する談合事件をマニラで調査する事になる。真保裕一らしい一本気な主人公で、面白い事は面白い。マニラという風土もいい。ただし、やや冗長。政府開発援助の各人の思索が分かりにくい部分も多い。