電子竹林:Blog

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「皆月」

望月六郎監督、花村萬月原作、奥田瑛二北村一輝北村一輝、荻野目慶子。原作は第19回吉川英治文学新人賞を受賞した花村萬月の小説。「みんな月でした。がまんの限界です。さようなら。」という謎の手紙を残し、妻(荻野目慶子)は全財産を持って疾走。残された夫の諏訪(奥田瑛二)は、チンピラの義理の弟アキラ(北村一輝)と、諏訪を愛するソープ嬢の由美(吉本多香美 )とともに妻を探す旅に出る…。それぞれのキャラクタも面白いし、筋立てもいい。しかし、なんか、古い映画を観ているような印象が強い。これは演出のせいだろうか。見終った後は、妙にいい印象だったが。北村一輝のチンピラぶりが上手い。