電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ハリッポッターと秘密の部屋」☆- Harry Potter and Chamber of Secrets - J.K.Rowling

J.K.ローリング 松岡佑子静山社「ハリー・ポッターと賢者の石」の続き。11歳、二年生に進級した一年間の話。道化役の「闇の魔術の防衛術」ギルデロイ・ロックハート先生、ポッターのファンのジニーなど新しい登場人物も面白いが、ハグリッドやダンブルドアの過去など新しい事実も盛り沢山。悪役のヴォルデモートも上手い登場の仕方。この人の話の構成はめちゃくちゃ上手い。複雑な伏線の張り方を見事に奇麗に解いていく後半の展開は特に素晴らしい。それも最後の最後まで、わき役の一人一人にまで気が配られている。ある種、ミステリーっぽいんですが、理屈臭くは無い。ところで、この訳者って出版社の社長なんですね。