電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「アメリ」- Le Fabuleux Destin D’amelie Poulain - ☆

ジャン=ピエール・ジュネ監督、オドレイ・トトゥマチュー・カソヴィッツ、リュフュス、ヨランド・モロー、セルジュ・メルラン、ドミ二ク・ピノン、イザベル・ナンティ、クロチルド・モレ、クレール・モーリエ、ロレーラ・クラヴォッタ。医者の父と神経質な母のもと、心臓病だと誤解され、一人空想の世界で大きくなったアメリ。大人になったアメリは古いアパートで一人暮らし、モンマルトルのカフェ、ドゥ・ムーランで働く。ダイアナ妃の事故の日、偶然に見つけた子供の宝モノからの思いつき、誰かをちょっと幸せにする楽しみを見つける…。フランスで公開一週間で120万人動員という数字には驚かされたが、確かに面白い。舞台は現代だけど、古き良き時代のパリを彷彿とさせる。銃も麻薬も犯罪も暴力もナシ。何とも心暖かくなる映画。それぞれのエピソードのどれも心温まる。特に、旅する小人がお気に入り。何よりも、主演のトトゥの魅力は素晴らしい。目がいい。ちょっと違うけど「読書する女」のミュウミュウもこういう魅力があったなあ。フランスはこういう才能の出し方が上手い。「デリカテッセン」「ロスト・チルドレン」、「エイリアン4」の監督のジャン=ピエール・ジュネがこういう映画を撮るとはちょっと驚き。