電子竹林:Blog

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「史上最強のリーダー シャクルトン」- Shackleton’s Way - Margot Morrell&Stephanie Capparell

マーゴ・モレル&ステファニー・キャパレル 高遠裕子訳 PHP研究所アーネスト・ヘンリー・シャクルトン(Ernest Henry Shackleton 1974-1922)。アイルランド生まれ、1914年大英帝国名局横断隊エンデュアランス号で南極へ向かうが船が沈没、南極を約二年間漂流しながら、隊員27人を全員無事生還させる。ほとんどは、この二年間のドキュメンタリ。ちょっとしたシャクルトン・ブームらしい。この本は、その中でもリーダーシップという点からみた、ビジネス書的な部分が多い。「何事も恐れずに、寛大さを持て」、「身分、地位よりも、意欲で人選」、「シャクルトン流の、リーダーシップ、人選方法、チームの作り方、長所の伸ばし方、危機を乗り越える方法、難事業に取り組むチーム、などなど。リーダー像としては斬新で面白い。1911年のノルウェーアムンゼン隊南極初踏破、1912年の英国スコット隊の南極到着(帰路に遭難)は有名ではあったが、求められているリーダー像としてシャクルトンが取り上げられるのは、時代を感じられて面白い(今は極地漂流の時代??)。- 個人によるシャクルトン・サイト(英文)