電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」- Queen of the Damned -

 マイケル・ライマー監督、アン・ライス原作、スチュアート・タウンゼントアリーヤ、マーガリット・モロー、ヴァンサン・ペレーズレナ・オリン

「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編。100年の眠りから覚めた吸血鬼レスタト(スチュアート・タウンゼント)はロックスターとなり人々を魅了する。正体を明かなさいという掟を破ったレスタトは一族から狙われ、またすべての吸血鬼の母であり古代エジプトの支配者アカーシャ(アリーヤ)までもが50世紀ぶりに目覚める…。

 原作のアン・ライスは耽美主義を極め同性愛、美少年好きの女性読者に絶大な人気らしいが、映画は主演のタウンゼンからして美少年路線一直線。物語はレスタトの吸血鬼になったエピソードや、吸血鬼一族の謎、そのすべての元のアカーシャなど、豊富な内容がありそうで実は薄っぺら、どれもバラバラでまとまりも無い。飛行機事故でこれが遺作となったアリーヤも、いい味が出てなかった。遺作としては残念な出来。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006RYN2/249-2855219-2673142