「ローレライ」

樋口真嗣監督。原作は福井晴敏「終戦のローレライ」全四巻(未読)。長い原作を映画化する時にありがちな、中途半端なエピソードの入れ方が目立ち、さらに「踊る大捜査線」的な妙なヒューマニズムも臭い。ハリウッドに比べるとCGがチャチさが目立つとか、妻夫木聡はじめ軍人に見えない役者ばかりとか、パウラ(香椎由宇)がまるでコスプレだとか不満はあるけど、エンターテイメントとしては楽しめた。レトロ・フューチャーなローレライは面白いアイデアだけど、ちょっと無理があるかなあ。悪者をナチスにしているのはズルいかも。

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