滝田洋二郎監督、中島かずき(劇団☆新感線)原作。文化文政の江戸、出門(市川染五郎)はその昔、鬼殺しと呼ばれたが今は人気の舞台役者。阿修羅復活の鍵となる盗賊団のつばき(宮沢りえ)と出門が出会う…。基本的にはラブストーリだが、世界観が薄っぺら。似た話の悪魔やバンパイアものと比べると上っ面だけ、二人の心理、葛藤が感じられない。オープニングのセット、美術の豪華さから期待出来ると思ったが、その後は全然駄目だった。舞台版(未見)は、また違う味わいがあると思うのだが。
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