電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「戦国自衛隊1549」

手塚昌明監督、角川60周年記念映画。自衛隊の秘密実験により的場一佐(鹿賀丈史)らの部隊を戦国時代にタイムスリップさせてしまった神崎怜二尉(鈴木京香)、元自衛官の鹿島(江口洋介)らと過去へ救出、時間の狂いを修正しに出発する…。余りの評判の悪さに身構えていたが、さすがに「デビルマン」ほどの酷さは無かった。数々の曖昧さ、適当な設定、陳腐な演出、心理描写の甘さはあるが、まあ、映画としては成立している。角川らしい歴史オタクぶりの出し方なんかは上手いと思った。原案は半村良で、原作は福井晴敏…これで原作を書いちゃうのって節操が無い気もする。原作の悲壮感は、単純なアクションにすり替わってしまっているのは不満。自衛隊は完成披露試写会に車両を出すまでの全面協力(陸上自衛隊のサイト→http://www.jda.go.jp/jgsdf/1549/index.html)だけど、結果的に国の安全は任せられないって印象なんですけどー。

http://www.sengoku1549.com/