電子竹林:Blog

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「ベニスの商人」- The Merchant of Venice -

マイケル・ラドフォード監督、ウィリアム・シェイクスピア原作。16世紀のイタリア、ヴェニスユダヤ人たちがキリスト教徒による数々の迫害を受けている社会。バッサーニオ(ジョセフ・ファインズ)は資産家の娘ポーシャ(リン・コリンズ)に求婚するため親友のアントーニオ(ジェレミー・アイアンズ)に借金を頼むが、貿易船に全財産をかけているアントーニオはユダヤ人の金貸しシャイロック(アル・パチーノ)に借金を申し込む…。まともな感覚ならシャイロックに同情100%になると思うんだが、それが意図した所なのかよく分からない。バッサーニオには反発しか感じない…うーん、これでいいのか。シェークスピアおたくのアル・パチーノは、さすがに迫真の演技。それに対する役者は誰も彼も力不足。結局、美術とアル・パチーノ以外には見所は感じなかった。初の映画化ってのも意外…。

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