カーク・ジョーンズ監督(「ウェイクアップ!ネッド」)、クリスチアナ・ブランド原作「ふしぎなマチルダばあや」。葬儀社に努めるブラウン(コリン・ファース)一家、母親を一年前に亡くしたサイモン(トーマス・サングスター)たち7人の子供。この悪戯で辞めた乳母が17人…、18人目に現れたマクフィーは異様な顔で、その手には不思議な杖をもっていた…。ワーキング・タイトルによる初ファンタジーという事で期待があったが、まさしく現代のメリー・ポピンズ。大人にも子供にも楽しめる。説教臭くならずに楽しくまとめている、主演と脚本を手がけるエマ・トンプソンの多芸ぶりには驚かされる。「ラブ・アクチュアリー」の子役、サングスターも立派な役者に成長している印象。 77