電子竹林:Blog

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「サイドウェイ」- Sideways -

アレクサンダー・ペイン監督脚本、ジム・テイラー脚本、原作も二人の共作。二年前の離婚の痛手から抜けられない小説家志望の国語教師マイルス(ポール・ジアマッティ)は超ワイン・マニア、結婚を控えた親友のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と共にサンタ・イネス・ヴァレーのワイナリーを巡る一週間の旅に出るが…。ずっと見逃していたが特別上映でやっと観る。原作は前半1/3あたりで中断中…(映画では最初の試飲会のシーンが無いのが残念)。出だしはテンポが悪いが、マヤとステファニーの絡みからはそれぞれのキャラクタの味が混ざり合い上手い展開。ラストへの畳み掛けと絶妙のラストは素晴らしい。派手さは無いがこういう映画は貴重だ。ワインの蘊蓄は原作に比べると地味だか、繊細なピノ・ノワールへのこだわり、ピークを過ぎたワインの味わいを語るシーンは泣ける。78

http://www.foxjapan.com/movies/sideways/