電子竹林:Blog

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「ブラックブック」- Zwartboek -

ポール・バーホーベン監督、第二次世界大戦中の1944年、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。ユダヤ人歌手のラヘル(カリス・ファン・ハウテン)はオランダ人一家に匿われていたが隠れ家を失い、偶然知り合った青年ロブと共にオランダ南部へ向かう事になる…。裏切りが交錯し、敵と味方が逆転し、誰も信用出来ない状況だがミステリー仕立てという訳でもない。戦争に翻弄される一人の女性という視点を貫いている。オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー合同での製作。全体にゆったりとした展開で丁寧に演出され、ハリウッド映画とは随分と違う。ややパワー不足を感じるかもしれないが、バーホーベンの映画の中では唯一好きな映画かもしれない。「善き人のためのソナタ」(id:zom-1:20070321#p2)のセバスチャン・コッホがドイツ軍将校ムンツェ役で出演。

http://www.blackbook.jp/