電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「グラミンフォンという奇跡~「つながり」から始まるグローバル経済の大転換」

ニコラス・サリバン。戦争で荒廃したバングラシッシュの起業家イクバル・カディーアは携帯電話サービス立ち上げを考え、その夢を説いて回る。協力を申し出たのはグラミン銀行の総裁ムハマド・ユヌス(2006年ノーベル平和賞)だった…。人物としてもグラミン銀行にも繋がる話であるが、「グラミン銀行を知っていますか」id:zom-1:20070104#p1)よりはリアル感のある内容で面白い。社会企業家にとってはバイブルの様な内容。国を復興したいう思いの強さに感動するが、"電気通信により経済効果が表れる"という発想自体も大胆。その後のセルバザール=携帯電話による売買を結びつけるシステムもシンプルでありながら効果的に感心させられる。(memo:全国的な電話サービスの基準="すべてのインド国民から3~4キロ以内の所に電話を設置")

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