電子竹林:Blog

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「キャピタリズム-マネーは踊る」- Capitalism: A Love Story -

マイケル・ムーア監督脚本製作。住宅ローン遅延に強制執行で自宅を差し押さえられる家族、差し押さえ住宅転売で利益をあげる不動産業者、GM創業の地でムーアの故郷フリントは不況のどん底、1%の人間が95%の富を所有するプルトノミー、7000億ドルの救済法案は国家がウォール街により動かされる「金融クーデター」とも言える…、ムーアによる米国資本主義のドキュメンタリー。医療制度を扱った「シッコ」(id:zom-1:20070825#p2)などよりは、ずっと内容を知っているから新鮮さは薄い。年を取って丸くなったのか、敵が手強いからかムーア自身も比較的おとなしい感じ。突っ込みが足りない感じ。包括的な内容だったらNHK「マネー資本主義」などの方が良かったな。映画としては「マネー・トレーダー銀行崩壊」、「エンロン」(id:zom-1:20070321#p1)と一緒に観るといいかも。

http://capitalism.jp/